データで現象(モノ)を語るときに気をつけている事
今朝の日経新聞にこんな記事がありました。
統計的にデータを処理解析して、そこから何を見つけ出すためのプロを育てるという事のようです。
それは、現在(今)を知るための分析、そしてそこから未来(将来)を考えるための知見を得るためには必要な事ですね。
しかし、今の状況を分析して、そこから未来が見えるとは必ずしも言えません。
でも今の状況を分析することを放棄してしまえば、未来を予測するチャンスを手放すことになります。
ヒット商品の裏にある顧客の購買行動の裏に隠れた購買心理。
「心理だから、数字で語れないよね…」
人間心理はデータ(数字)では語れないという思い込みはいけません。
数字を分析したからこそ、そこから見える事があるかもしれません。
でも、「数字や数式って難しそうだし、とっつきにくい。はっきり言って嫌いなんだよね!」
そのための一つの解決策は「グラフ」にすることです。
「画像化」することで、人間は直感的に物事を把握しやすくなります。
「収入が多い人」と「ワインの消費量」、「コンビニで炭酸水を買う人数」、「家庭菜園をしている人の数」などを、数値的に分析するのも大切ですが、まずはそれぞれの関係をグラフ化してみるといいですね。
実は、統計やデータ分析も同じで、まずは2つのデータの関連性の有無を見る事が重要です。 まずは2次元(2つのデータの関連)で現象を把握することがスタートです。 そしてその先に多次元のデータのイメージができるようになるはずです。
まぁ、実は数式だと簡単に表現できるのですけどね…。
そんなことを今朝の新聞を読みながら考えていました。