TRIZの発明原理についての解説4:31番「多孔質利用原理」
TRIZとは世界中の特許を分析して得られた問題解決の理論です。
その中で最もポピュラーに使われている「40の発明原理」について、毎回一つずつ取り上げていきます。
第31番目の発明原理は「多孔質利用原理」です。
問題が生じている部分を多孔質な物質にしてみたらどうか?という提案です。
多孔質にすることで、軽くなります。表面積が増えます。
空間ができることで、そこに新しい何を挿入することもできます。
「多孔質にする事で生じるそういう効果を積極的に活用していこう!」という思考をします。

例えば、
・音響環境を改善するための「多孔質なボード」(エンジニアリング)。
→耳障りな反響音が消えて、クリアな音になります。
・アイデア創出ミーティングであえてその分野の知識がない人を入れる(ビジネス)。
などが考えられます。