TRIZの発明原理についての解説3:21番「高速実行原理」
TRIZとは世界中の特許を分析して得られた問題解決の理論です。
その中で最もポピュラーに使われている「40の発明原理」について、毎回一つずつ取り上げていきます。
第21番目の発明原理は「高速実行原理」です。
問題が生じているプロセスを高速化してみたらどうか?というヒントです。
素早く実行する(させる)ことで問題が発生する猶予を与えないのではないか?
であれば、「短い時間で実施するためにどういうシステムや環境、材料や物質を用いればいいか?」という思考をします。

例えば、
・食品をおいしく長期保存するための「急速冷凍システム」(エンジニアリング)。
・言い訳を相手に考えさせないために次々と質問をする(ビジネス)。
などが考えられます。