あなたは効率を求めますか? それとも非効率を楽しみますか?
ここ最近多少フラストレーションがたまっているようです。
もちろん、新しいことを試しているのですからうまくいかなくて当たり前っちゃ当たり前なのですが…。
そこで、最近の自分の行動パターンを改めて見つめてみました。
そうすると、一つの傾向が浮かび上がってきました。
それは・・・・。
「効率を追求するあまり、非効率(遊び)を捨てているために精神的余裕がなくなっているかな?」ということです。
例えば来週月曜日までに仕上げなきゃいけない仕事があったとします。 しかし、土曜日の夜に、前々から予定していたイベントがあります。
こういう時、そのイベントを「仕事が終わりそうもないから」という理由で断ることが増えているかもしれないという反省です(汗)
確かに効率性を考えれば、余計なことはせずに、目の前の事に集中してやる方が良さげですね。 私のところから、熊本市内まで車で片道小一時間。 つまり往復で2時間の「ロス」と考えることができますから。
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それって本当に「非効率」な事なのでしょうか?
スタートからゴールまでを一直線で描くことが「効率的」であるならば、そこに「曲線」や「折れ線」を入れることは悪ということになりますね。
しかし、創造的工夫とは、その「曲線」や「折れ線」という「遊びから生まれる」のかもしれないと思いました。
一見すると、効率的に仕事をこなしている人に能力があるように思えますが、今の時代は実は「非効率な部分を持っている」人の方が高い成果を上げているののかもしれません。
周辺視野とかセレンディピティーという言葉が創造性の世界にはあります。
それらは、一見非効率とも思われた何らかの経験の「引き出し」があってこそ生まれるものでしょう。
誰かの言葉で、「人生に無駄なものは何もない」と聞いたことがあります。 裏を返せば、人生そのものが「非効率の塊」なのかもしれませんね。
だから、人とのつながりや様々な情報を、頭の片隅に置いておくことが大切なんだと。
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私が考える仕事における「効率性」とは、集中力であり瞬発力です。
仕事をやっているときには、そのことだけを考えてできるだけ雑音を入れない方が良い。
集中するためには、今取り組んでいる仕事のゴールを決めておく必要がありますね。 もちろん、仕事全体のゴールではなく、マイルストーンみたいなものでもいいでしょう。
そしてそれを達成したら、「非効率」の世界に集中することが大切なのかなと。
それは、スタートからゴールを一直線で結ぶのではなく、緩やかな曲線や折れ線で結ぶイメージでしょうか。
あえて、情報や経験のカオス状態を作り出しておいて、そのあとにポイントをつなぐイメージとも言えそうです。
バイクに乗っていた時代の写真を見る、ふとそんな意識的な「曲線」や「折れ線」に満ちていた気がしますね^^

では、また!
