top of page
  • 桑原

創造性を獲得すると何がどう変わるのか?


スピーチや話し方の講師をしている方と話をする機会がありました。

受講生は、方言やイントネーションを矯正するためや、自分の話をもっときちんと伝えるためにセミナーに参加しているという事です。

もちろん方言はその地方の文化に根差したもので何らコンプレックスに感じるものではないのですが、いろいろな方に自分の意見や考えをわかりやすく伝えようとすると、やはり標準的な言葉やイントネーションでしゃべることができると良いですね。

できればその使い分けができる事が望ましいですねという事を、その方はおっしゃっていました。

セミナーやコンサルを受けたからと言って、しゃべり方や方言がすぐに治るわけではありません。

ある程度時間をかけて(個人差はある)繰り返し練習することで、コンサルはその練習に寄り添う事で少しずつ変えていきます。

小さな変化の積み重ねが、気づくと大きな変化になっていた。

登山にも似ているのかもしれません。

ゴール(山頂)は見えるけど、結局は一歩一歩進めていくしか山頂にたどり着く手段はない。

*ヘリコプターで行くってのは無しでお願いします(笑)

スピーチは自分が話す言葉を聞くことで、その変化を自覚できます。

そういう意味では、効果がわかりやすい。

では、「創造性」は?

アイデアは、数を出せるようになってこそ質が上がります。

つまり、たくさんの発想が生まれてこそ良いアイデアが出てくるという事です。

まぁ、ゴルフとかのスポーツをイメージしてもらうといいのですが。

たまたまのクリーンヒットが出たからと言って「ゴルフが上手い」とは言いませんね。

やはり、良いショットが積み重ねてこそのゴルフの上達だと思うのです。

創造性もそれに近いかな。

いろいろな視点からの発想をすることができて階段を一つ上がった。

そういう発想からたくさんのアイデアを出すことができてさらに階段を上がる。

その積み重ねで、いつの間にか良いアイデアが生み出せていた事に気づく。

つまり最後は、「あれ! 私って結構良いアイデア出してるじゃない!」と気づいた所が創造性獲得の目安なのではないかと思いました。

そこまであきらめずに続ける事で、自分の中にそもそもあった創造性が高まる。

創造性を獲得すると、自分が抱えている問題解決のスピードと質が上がります。

もっと言えば、あなたのお客さんが抱えているニーズに対して幅広い視点からアイデアを生み出して、ユニークなコンセプトを提案できるようになるという事です。

もちろん、その為にすぐにはあきらめないという事が大切です。

宮本武蔵の言葉の「千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」を改めて。

閲覧数:39回0件のコメント

最新記事

すべて表示

何年がひと昔?

僕たちより上の世代だと、「10年ひと昔」と言いますね。 「世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう昔のことになってしまう。」という意味のことわざで、そもそもは世の中の移り変わりが激しい意味で使われていたようです。 実際10年も経つと、いろいろな物が古臭くて昔のように感じますよね。 まぁ「10年」という数字には確たる根拠はなさそうですが、最近シチズン時計が調査した結果では「Z世代のひと昔は5-

bottom of page