価格は良きにしろ悪しきにしろ「相場」の影響を受けるもの
いよいよ明日から大型連休が始まりますね^^
僕はその先陣を切って(笑)、今日熊本県美里町にある3333段の石段を登ってきました。

一段あたりの高さが15cmとして約500mの標高差。
うーーん、中々のものでしたが、今の季節はとても気持ちよく感じますよ^^
さて前回、価格は難しい。そして価格に影響する因子として「相対的」というキーワードをお話ししました。
「相対的」とは「相場」や「平均値」があるという事。
例えば、ランチを食べようとしたときに、あなたはいくら出しますか?
ビジネスランチであれば、1000円?
たまに食べるランチであれば1500円でも良いかな?
でも、毎日が外食であれば500円以下に抑えたいという感じですね。
ランチの定番の牛丼は早い安いのキーワードで3-400円です。
かたや銀座の寿司屋などで食べるランチは2000円はしますね。
もう少しミクロに見ると、牛丼の相場は400円として、その「牛丼屋さん」で食べる他のメニューは700円だったりすることがあります。
銀座で食べるお寿司屋さんの相場は2000円だとして、某有名店はランチなのに10000円だったりする。
なぜ、ここまでばらつきがあってもビジネスとして成り立つのでしょうか?
その価格に妥当性があるからというのが答えなのですが、その妥当性の本質を考えることが大事です。
その一つは、人間はあるものを買う時には、まずその「相場」を基準に考えるという事です。
新規にお店を出す時に自分が提供する商品やサービスの価格を決める時は、まず「相場」を検討します。そこから自分なりの考え方で上げたり下げたりするでしょう。
価格の基準は、決して論理的に積み上げられたものではなく、その商品の相場で決められる事が多いという事。
もちろん、コストの積み上げで「この値段で売りたい」というのはありますが、「価格」はそれだけでは決まらないという事がここから浮かび上がってきます。
最初の値付けには、売る人も買う人にも、その「相場」というものが影響している気がします。
それは昨今のインターネットの普及で、それが益々加速している気も。
検討した価格の妥当性には「相場」の影響は大きいという事。
そしてそれは、最初の価格付けにおいて無視できないほど大きな影響があるという事。
同じ業界や同じ商品を「売っている」時にそれは考慮すべき事ですが、実は違う業界や違う商品を「買う」時にややこしい事を引き起こします。
短期的な価格(例えば一日あたり)と中長期的な価格(例えば1ヶ月や10年スパン)。
毎日払う100円と毎月払う3000円の違い。
買う方と売る方の、その考え方の違いをどう解決するのか?
うーーん、モヤモヤしてきた・・・(笑)
次回は、「主観的」な価格という事について書きます。
素敵な週末を!
(つづく)