いろいろなモノが結合しながら、システムは便利になっていく。
TRIZの3本柱に「システムは特定のパターンで進化していく」という法則があります。 それを「技術的システム進化の法則」といったり「進化のパターン」といったりしますが、要は「テクノロジーの進化は無秩序なプロセスではなく、発明家いかんで変わるものでもない。 生物学的・社会的システムと同様に、テクノロジーは、あらゆる分野で特定のパターンに従って進化する」という考え方です。 TRIZの開発者であるアルトシュラーは、その進化のパターンを8つ定義しました。 その中の一つに「システムはいろいろな機能が詰め込まれ(組み合わされ)て、いろいろな事に対応できるように進化する」というものがあります。 端的に言えば、「多機能化」でしょうか。 例えば「ステッチマシーン」 まぁ、ミシンみたいなものを想像してください。 そもそもは「布を縫う」ための「針」を備えただけのシステムでしたが、「布を織りこみながら縫う」ための「折り込みアーム」を備えたり、「布を切る」ための「カッター」を備えたりする複合システムに進化しました。 TRIZではその後、これらいくつかのシステムが統合された新